3. 50歳から積立を始めるメリットと注意点

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「50歳から積立を始めても遅いのでは?」と思うかもしれませんが、むしろ複利の効果や新NISAの非課税枠を最大限活用できるメリットがあります。

一方で、投資期間が短い分、リスクの取り方には一定の注意が必要です。

3.1 50歳から積立を始めるメリット

  • 老後資金の柱を増やせる

公的年金だけに頼らず、60~70代以降の生活費を補う「第二の収入源」を作れるのは大きな利点です。

  • 少額でも複利が働く

50歳からでも10〜15年積み立てれば、利回り3~5%程度でも元本に上乗せされる金額は意外と大きくなります。

  • 新NISAの非課税メリットが大きい

運用益に税金がかからないため、課税口座よりも確実に手取りが増えます。短期間でも非課税メリットの効果は大きく、効率的に資産を育てられます。

  • 60代以降の取り崩し計画が立てやすい

積立期間が明確なため、60代以降の取り崩しプランや「何歳まで積み立てるか」といった計画も立てやすくなります。