2. ガソリン暫定税率の廃止が家計にもたらすメリット
ガソリン暫定税率の廃止により、ガソリン代はどれくらい減るのでしょうか。1リットルあたり25円価格が下がるものとして、以下の給油パターンで計算してみましょう。
2.1 30リットル(軽自動車)
- 1回の給油で助かる金額:750円
- 年間で節約できる金額:9000円
2.2 50リットル(普通車)
- 1回の給油で助かる金額:1250円
- 年間で節約できる金額:1万5000円
2.3 70リットル(大型ミニバンなど)
- 1回の給油で助かる金額:1750円
- 年間で節約できる金額:2万1000円
1回の給油でタンクをほぼ満タンにすると考えると、月あたり1000円〜1500円ほど、年間で約1万円〜2万円ほどが浮く計算になります。運転する機会が多ければ、節約できる金額はさらに増える可能性があります。公共交通機関が少ない地方に住む人ほど、家計へのメリットは大きいといえるでしょう。
次章では、減税による税収減にともなう財源確保について解説します。
