2. 75歳から医療費の「自己負担割合が3割になる人」とは?

75歳からの後期高齢者医療制度で医療費の自己負担割合が3割になるのは、同じ世帯の後期高齢者医療制度の被保険者の中に、「現役並み所得者」に該当する方がいる場合です。

現役並み所得とは、課税所得が145万円以上ある方が該当します。

年収ベースで見ると、単身者の場合は約383万円以上、複数人世帯の場合は約520万円以上が目安です。

ただし、3割負担に該当する場合でも、「基準収入額適用申請書」を提出することで、1割または2割負担に軽減される制度を設けている自治体もあります。

3割負担に該当する方で医療費の支払いが難しい場合は、お住いの自治体にこのような制度があるかどうか、一度確認することをおすすめします。