2024年に始まった新NISA制度は、投資未経験者の背中を押す大きなきっかけとなっています。

このような流れの中で、投資を始めるにあたって「まずは1000万円」という目標を掲げる人も多いのではないでしょうか。しかし、その目標を達成するために、月々いくら積み立てれば、何年後に到達できるのか、具体的にイメージできているでしょうか?

特に投資初心者の中には、将来を見据えて投資の計画をすることが、なかなか難しいと感じられる人も多くいます。

さらに12月は、ボーナスや年末調整で家計を見直す絶好のタイミングです。余裕資金をどう活用するか、来年に向けて投資計画を立てる人も増えています。こうした時期だからこそ、積立額や運用期間をしっかりシミュレーションしておくことが重要です。

そこで今回は、新NISAで1000万円を達成するための積立シミュレーションを2パターンでご紹介した上で、その結果を踏まえて、自分のライフプランに合った投資額を決めるためのヒントを解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

1. 1000万円達成の投資シミュレーション

まず、1000万円を達成するまでに必要な期間を、利回りを固定して2パターンの積立額でシミュレーションしていきます。

1.1 パターン1〜月額3万円・利回り5%の場合〜 

将来の運用資産額(月額3万円)

将来の運用資産額(月額3万円)

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

【シミュレーション結果】

  • 投資元本:648万円
  • 運用後資産額:1036万円
  • 運用利益:388万円
  • 必要年数:18年

1.2 パターン2〜月額10万円・利回り5%の場合〜 

将来の運用資産額(月額10万円)

将来の運用資産額(月額10万円)

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

【シミュレーション結果】

  • 投資元本:840万円
  • 運用後資産額:999万円
  • 運用利益:159万円
  • 必要年数:8年 ※7年終了時に999万円のため、8年目に1000万円達成