2.2 生命保険料控除の拡充を求める動き「2027年以降も継続を要望!」
この1年間の時限措置について、生命保険業界を代表する一般社団法人の生命保険協会では「令和8年度税制改正に関する要望」を取りまとめました。
生命保険協会は、「令和8年分」に限定されている一般生命保険料控除の上乗せ(2万円)について、令和9年(2027年)以降も続けて実施するよう要望を提出しています。
これは、国民が安心して保険に加入し続けられるよう、税制面での支援を継続すべきだと考えているためです。子育て世帯の方は、今後の議論に注目しておくとよいでしょう。
3. 生命保険料控除が届くこの時期、自分の保険を見直すチェックポイント4選
日頃、生命保険のことを意識して考える機会は少ないものです。しかし、この時期に保険会社から届く生命保険料控除の証明書は、単なる税金の申告書類というだけでなく、ご自身の保険を見直す絶好のきっかけとなります。
保険には保障性が高い「定期保険」から、資産形成効果が高い「養老保険」、そして一生涯の保障が得られる「終身保険」など様々な種類があります 。現在の契約が、ご自身が求める保障と資産形成のバランスに合っているか、保険のカタチをまずは再確認しましょう。
3.1 見直しポイントは4つ!
保険は一度加入すれば終わりではなく、結婚、出産、住宅購入、退職といったライフステージや生活状況の変化に応じて、その都度見直していくべきものです。
見直しの際は、「保険金額」「保険期間」「保険内容」「保険料」の4つのポイントでチェックすることが大切です 。
たとえば、家族が増えれば必要な保険金額が変わり、住宅ローンの完済を見据えれば保険期間の調整が必要です。これら4つのポイントのいずれか一つでも、今の状況に合わない、気になる部分があれば、見直しを検討しましょう。
控除証明書で支払保険料を確認しつつ、この機会にライフステージに合った最適な保障を検討してみてはいかがでしょうか。


