3. 高齢者の半数以上が「生活が苦しい」と感じている
厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」を見ると、高齢者世帯の生活意識を把握できます。「大変苦しい」と回答した人の割合が25.2%、「やや苦しい」と回答した人が30.6%となっており、55.8%が生活に苦しさを感じています。
特に年金生活者支援給付金を受給している世帯は、経済的に苦しい状況であると考えられます。高齢期には「働いて稼ぐ」というのが難しい可能性があるため、行政からの支援を有効活用しましょう。
4. 自治体独自の支援を受けられることも
自治体によっては、国の制度に加えて独自の低所得世帯向け支援を実施しています。
たとえば、生活費の支援として水道料金や下水道料金の減免制度を設けているケースが挙げられます。低所得世帯や高齢者世帯が対象となっている可能性があるため、確認してみましょう。
寒冷地の自治体では、冬季の暖房費助成を行っているケースが見られます。また、地域の社会福祉協議会と連携した食料品配布や家具家電の買い替え費用の一部助成など、さまざまな支援策が実施されています。
