皆さんは普段、どのような目的で貯蓄をしていますか?「老後のため」「万が一の備え」など、人それぞれの目標があるかと思います。

11月は年末に向けて家計を見直す人が増える時期。冬の光熱費や年末年始の出費を考えると、貯蓄の目的や使い方を改めて考える良いタイミングです。

最新の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、単身世帯における金融資産保有の最大の目的は「老後の生活資金」となっています。そのほか、「病気や災害時の備え」「レジャー資金」が上位を占めています。

しかし、この「貯蓄の目的」は、年代によって大きく異なっています。例えば「老後の生活資金」という目的を見ると、20歳代では約25%である一方で、60歳代では約62%と、同じ「貯蓄」という行動でも、その背景にある考え方や目的が全く違うことがわかります。

そこで今回は、単身世帯における貯蓄の実情を統計データから読み解き、年代別の特徴や傾向を詳しく分析していきます。さらに、「自分に必要な貯蓄額はいくらなのか」を考えるためのポイントもご紹介します。

ぜひ、ご自身の貯蓄計画の参考にしてください。