2. iDeCoの加入者375万人以上、どんな人が多い?
iDeCoの加入資格は、国民年金の被保険者種別によって細かく分かれています。令和7年9月末時点の最新情報に基づき、加入者の構成比と被保険者の種類を確認しましょう。
- 第1号加入者:
自営業者とその家族、フリーランス、学生など、20歳以上60歳未満の国民年金の第1号被保険者です。
2025年9月末時点の加入者数は38万6323人です 。構成比は、全加入者数(375万5780人)に対する割合で約10.3%です。ただし、国民年金保険料の納付を免除されている方(障害基礎年金受給者等を除く)や農業者年金の被保険者は加入対象外です。
- 第2号加入者:
会社員や公務員など、厚生年金に加入している国民年金の第2号被保険者です。
2025年9月末時点の加入者数は320万5939人です 。構成比は約85.4%で、iDeCo加入者の大多数を占めます。
第2号加入者のうち、企業年金未加入者が最も多く、次いで共済組合員、企業年金加入者となっています。
- 第3号加入者:
厚生年金の被保険者に扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者です。
2025年9月末時点の加入者数は15万1110人で、構成比は約4.0%になります。
- 第4号加入者:
国民年金の任意加入被保険者(60歳以上で年金資格期間が不足している人や海外居住者など)という特定の条件を満たす人に限定されるため、他の区分と比べて加入者数は少ないです。
2025年9月末時点の加入者数は1万2409人で、構成比は約0.3%になります。
加入者の8割以上が会社員や公務員といった第2号加入者であることがわかります。
なお、どの被保険者種別であっても、iDeCoの老齢給付金を受給している方や、老齢基礎年金などを繰り上げ受給している方はiDeCoには加入できません。
