3. ローメンテで季節を感じられる「多年草ガーデン」づくり!5つのコツ

土を耕している様子

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3.1 土壌を整える

多年草は一度植えると植え替えが難しいため、水はけと水持ちのよい理想的な土壌にすることが重要です。堆肥や腐葉土をたっぷりと混ぜ込み、土をふかふかに耕しましょう。

土の通気性を高めておくことで、植物が冬の間にしっかりと根を張り、丈夫に育つ環境を整えることができます。

3.2 植物の好む環境に植える

多年草を植える際は、植物や品種ごとの好む環境をチェックし、適した場所に植えましょう。日当たりを好む品種を日陰に植えたり、逆に日陰を好む品種を直射日光下に植えたりすると、生育が悪くなります。

3.3 花期と草丈のバランスを意識する

1年中美しい景観を維持するためには、花期が異なる品種を組み合わせることが大切。春から晩秋まで、それぞれの季節に咲く花をバランスよく配置しましょう。

草丈の高い品種を奥に、低い品種を手前に植えることで、どの植物にも均等に光が当たり、庭に立体感と奥行きが生まれます。

3.4 カラーリーフを活用する

花が咲かない時期も庭を美しく彩ってくれるリーフプランツ。1年を通して葉の色や形を楽しめる常緑品種や、斑入り、銀葉などのカラーリーフを取り入れましょう。

花が終わったあとはリーフプランツが主役となり、庭がさびしくなることもありません。

3.5 マルチングで雑草と乾燥対策

植えっぱなしで管理を楽にするには、雑草対策が欠かせません。植え付け後にウッドチップ、バーク堆肥などのマルチング材で株元の土の表面をおおいましょう。

マルチングは、日光を遮断して雑草の発生を抑えるだけでなく、土の乾燥対策にも効果的。水やりや雑草取りの手間を大幅に減らせます。

4. 植えっぱなしにできる多年草で、季節の恵みを満喫

多年草ガーデンは、晩秋の今がスタートのチャンス。一度根付いた植物たちは、こまめに手をかけなくても、毎年力強く咲き誇ります。

土壌改良や植え付けのコツを押さえれば、あとは自然の生命力に任せるだけ。季節ごとに美しい花が咲く多年草ガーデンを、心ゆくまで楽しんでみませんか。