シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は串カツチェーン店「串カツ田中」を運営する串カツ田中HD(3547)の、2019年2月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうだったか
2019年3月5日に更新された串カツ田中HDの2019年2月既存店売上高は対前年同月比103.2%で、プラス成長となりました。内訳は客数106.2%、客単価97.2%と、客単価のマイナスを客数のプラスでカバーする状態が続いています。
全店売上高は145.3%のプラス成長で、依然として高い成長率をキープしています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、2018年から2019年2月までの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は11月決算)。
既存店売上高は今期3カ月続けてのプラス成長が継続。客単価は昨年度からほぼ100%割れとなっていますが、逆に客数は100%を超える月が大半であり、既存店売上高のプラス成長を支えています。
一方、全店売上高は昨年度から対前年同月比120%を超える成長が続き、堅調な推移を見せています。
過去1年の株価動向はどうだったか
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は2017年11月末に7,000円台の高値を付けた後、下落が継続。今年1月7日に1,787円の安値を付けた後に反転し、現在は2,400-2,500円付近での取引が続いています。
来客数の増加を背景とする成長が継続中ですが、客単価はほとんどの月でマイナス。客単価増に向けた施策を行うタイミングが注目されます。
参考資料:串カツ田中ホールディングス 月次報告(2019年2月度)
LIMO編集部