「人生100年時代」と言われ、平均寿命が延びている今、長生きできる喜びと同時に、老後の生活にお金の不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
11月は、年末に向けて家計や資産を見直す絶好のタイミングです。紅葉が深まり、来年の計画を考えるこの季節、老後資金についても一度立ち止まって考えてみませんか。
内閣府が発表した「2024年度 年次経済財政報告」によると、老後に不安を抱える60歳代・70歳代世帯の60%以上が、その原因として「十分な金融資金がない」ことを挙げています。
「老後資金」と聞いて、かつて話題になった「2000万円」という金額を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、これを貯金だけで準備しようとすると、20年間で毎年100万円、つまり月々8万円以上を貯め続ける計算になり、ハードルが高く感じられます。
そこで本記事では、新NISA制度を活用した積立投資によって、20年間で老後資金2000万円を築くことは可能なのか、具体的なシミュレーションを通じて検証します。将来の安心のために資産形成をお考えの方に、ぜひ参考にしていただければと思います。
