3. 住民税非課税世帯、「年金収入の目安」と「平均年金月額」を比較
住民税非課税のボーダーラインである月額約12万9000円、月額約17万5000円は、年金の平均受給額と比べるとどのあたりに位置するのでしょうか。基礎年金・厚生年金の受給額(月額)を見てみましょう。
〈全体〉平均年金月額:5万7584円
〈男性〉平均年金月額:5万9965円
〈女性〉平均年金月額:5万5777円
〈全体〉平均年金月額:14万6429円
〈男性〉平均年金月額:16万6606円
〈女性〉平均年金月額:10万7200円
基礎年金のみの受給であれば、ボーダーラインの金額を下回るため、住民税非課税の対象になるでしょう。一方、基礎年金と厚生年金を受給するのであれば、平均程度の金額を受け取っていると住民税が非課税にならない可能性があります。とくに単身世帯の人は、平均付近の年金収入だと、ギリギリ非課税要件を上回ることも考えられます。
自身の年金の見込収入を、ねんきんネットやねんきん定期便などで確認し、要件と照らし合わせてみるとよいでしょう。

