高齢者の約半数が「生活が苦しい」と感じている【70歳代・二人以上世帯】《月の生活費・貯蓄額・年金額》平均はいくら？【年代別】「月の生活費」平均いくらかかってる？

年末が近づき、何かと物入りになる季節となりました。

読書やスポーツを楽しむ秋も過ぎた今、この冬はご自身の老後資金について深く考えてみるのはいかがでしょうか。

物価高が続く現在、将来の生活費に不安を抱いている方は少なくありません。

現代の高齢者世帯がどのような家計状況にあるのか、その実態を把握しておくと、ご自身の老後設計を考えるうえで参考になるでしょう。

本記事では、各種公的調査データをもとに、年代別の「月の生活費」や高齢者世帯の生活意識、シニア世帯の平均的な家計収支、そして貯蓄・年金受給額についてわかりやすく解説します。

ご自身の将来に向けて計画を立てる際に、ぜひお役立てください。

1. 【年代別】「月の生活費」平均いくらかかってる？

現役世代の月の生活費はどれくらいかかっているのでしょうか。

総務省統計局「家計調査報告家計収支編 2024年（令和6年）平均結果の概要」より、今回は二人以上世帯のうち勤労者世帯に視点をあてて、世帯主の年齢階級別に月の生活費を確認します。

月の生活費

年代が上がるにつれ収入が増えていますが、消費支出・非消費支出も増えています。

またあくまで平均であり、家庭差も大きいでしょう。

老後は、現役世代と比べ収入が減少する傾向にありますが、シニア世帯の生活意識はどのようになっているのでしょうか。