年金の支給は年に6回あり、来月12月15日の6回目の年金支給日で今年は最後となります。そんな2カ月に一度支給される年金に上乗せでもらえる給付金をご存知でしょうか。それは2019年の消費増税を機にはじまった年金生活者支援給付金です。
今回は、年金生活者支援給付金について、給付額、どんな人が対象者か手続き方法などを一緒に確認しましょう。
1. 【年金生活者支援給付金】2カ月に一度、年金に上乗せ支給の給付額はいくら?
「年金生活者支援給付金」は、公的年金等の収入金額やその他の所得が一定基準に満たない場合に受け取れる給付金です。
老齢年金、障害年金、遺族年金のそれぞれの年金に給付金が設けられており、2カ月に一度、公的年金に上乗せして支給されます。また、給付額は公的年金と同様に、年度ごとに見直しがおこなわれます。
1.1 年金生活者支援給付金「2025年度の給付額」はいくら?
2025年度の「年金生活者支援給付金」の給付額は、前年度より+2.7%引き上げられており、6月支給分の「4・5月分給付金」から増額率が適用されています。
各給付金の2025年度月額は以下の通りです。
- 老齢年金生活者支援給付金(月額):5450円(※基準額)
- 障害年金生活者支援給付金(月額):1級6813円・2級5450円
- 遺族年金生活者支援給付金(月額):5450円
なお、老齢年金生活者支援給付金については、上記を基準額として、保険料納付済期間などをもとに実際の給付金額が計算されます。
