2.2 月額20万円以上もらっているのは16.3%
上記一覧より、厚生年金受給額が月額20万円以上の方は受給権者全体の16.3%と計算できます。
厚生労働省年金局の上記概況では、厚生年金の男女を合わせた全体の平均受給額は14万6429円とされていることから、平均よりも5万5000円ほど多く受給者していることになります。
ここで国民年金のみ受給者数を分母に加えると、月額20万円以上の方の割合はさらに減少すると考えられ、実際には月額20万円以上を受給している方はごく一部のうらやましい人といえるでしょう。
3. まとめ
年金支給日に厚生年金+国民年金を40万円もらえる方とは、月額20万円を受給している方です。
厚生年金の平均受給額が約14万6000円であるため、平均よりも高額な年金を受給していることになります。
月額20万円受給している人の割合は16.3%で、そこに国民年金のみを受給している方を合わせると、その割合はさらに小さくなると考えられます。
多くの場合、月額20万円を受給することは難しいため、現役時代のうちから貯蓄や資産運用など家計に合った方法で老後資金を準備することが大切です。
参考資料
木内 菜穂子