2. 貯蓄下手に共通する行動4つ
もともとの所得の問題で生活するだけで精一杯という人もいるとは思いますが、ここでは一般的な年収があっても貯蓄ができない「貯蓄下手さん」に共通する特徴をみていきましょう。
2.1 〈貯蓄下手に共通する行動その1〉不必要な買い物が多い
派手な浪費よりも発見がむずかしいのが「小さい出費を日常的に続けてしまう人」です。
たとえば、ブランド物のバッグや小物を毎月買っていて貯蓄ができない場合は原因が明確です。また、本腰を入れて貯蓄を始めようと思えば高額なブランド品を買い控えるだけで効果はテキメンです。
しかし、「テレビのつけっぱなし」「ジュースやお菓子を常備している」「20%引きなどの商品に目がない」など日常でついた細かい買い物癖ほど自覚しにくく改善も難しいのです。
筆者の知人で貯金ができないと言う人の中には、1台のスマートフォンに対して短期間でケースをいくつも買い足したり、ケーキ屋さんの前を通ったからという理由でスイーツを買ってくるようなタイプがいます。
単体の価格がそれほど大きくないことも影響して、本人は「金遣いが荒いわけでもない」と認識している節があるのですが、周りからみると不必要な買い物が多いのはあるあるです。
2.2 〈貯蓄下手に共通する行動その2〉貯蓄をする理由があいまい
そもそも「何のために貯蓄をするのか」があいまいな人は、お金が貯まりにくい傾向にあります。
世間的に老後にむけた貯蓄はしておいた方がいいという認識が浸透しているものの、なんとなくで貯めたお金は、なんとなく使ってしまいがちです。
その結果、お給料のあまりが一旦貯蓄のような形で口座に入ってはいても、買い物や遊興費などで「いつの間にか無くなっている」という状態を繰り返すことに。
このためにお金を貯めたい!という理由がないと「貯金ができない月があっても気にならない」ことも要因で、必然的に貯蓄に対する意識が希薄になってしまいます。
執筆者
短期大学卒業後、富国生命に入社。その後、大手保険代理店を経て、ファイナンシャルアドバイザー業務に従事。これまでに約1000以上の世帯からお金のご相談を受け、ファイナンシャル・プラニングを実施。常に最新の情報を把握するように努め、保険だけではなく、様々な金融商品を活用した総合的な資産運用を目指す。2020年 MDRT 日本会会員。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム 編集長室
編集者/コンビニ担当
中央大学法学部出身。在学中にThe University of Sheffieldに短期留学経験を積む。大学卒業後、東証プライム大手IT企業を経て、2013年からは厚生労働省の記者クラブにて、医療保険制度や介護・高齢者福祉などの社会保障を取り扱う専門紙の記者として約3年勤務。その後、GMOインターネットグループでは家電全般やハウツー情報などのwebメディアでの記事編集に携わり、月に数十本の記事を発信。SONYやパナソニックなど大手メーカーのカメラやスマートフォン、AV機器など最新家電などを中心に、ニュースやレビュー記事を発信した。
現在、金融と社会保障の分野では、厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、マイナンバー制度に関する情報を中心に記事を執筆。政策の変遷、年金受給資格の詳細、最新の貯蓄トレンドなどに焦点を当て、具体的かつ実用的な情報を提供することを念頭に執筆。
ただの情報提供にとどまらず、読者がその知識を日々の生活に活かし、より良い将来設計を行えるようサポートすることを目指している。
読者にとって日常生活や将来設計に役立ち、お金について賢明な判断を下せるよう支援している。政府の施策から個人の資金管理に至るまでの広範なトピックをカバーすることで、経済的なリテラシーの向上とともに、個人が直面する様々な金融問題への具体的な解決策を提供することを意識している。
また、小売り分野では特に日本のコンビニエンスストア市場に焦点を当てた内容を執筆。セブン-イレブンやローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンストア100などのコンビニチェーンに焦点を当て、定期的に紹介。主要なコンビニチェーンに関する分析の新商品のレビュー、限定キャンペーンの情報、これらの店舗から登場する商品や、消費者の関心を引く限定キャンペーンについての記事を執筆している。
消費者がコンビニで何を買うべきか、どのキャンペーンに注目するかなど、実用的な情報の提供に努めている。
また読者に対し、タイムリーかつ正確な情報を届けることを心掛け、小売市場の変動に迅速に対応することで、読者が常に最新の情報を手に入れられることを目指す。日々の買い物に役立つだけでなく、消費者が市場のトレンドを把握し、賢い消費選択をするための知識を深めるサポートとなる記事を意識している。(2024年5月7日更新)