陽射しがさんさんと降り注ぐ季節。お庭で育てている植物だけではなく、いつしか雑草も伸び放題という事態になりがちです。
キレイなお庭を保つためには草むしりが必須ですが、できればラクに済ませたいと思ってしまうのが本音。地面を覆ってくれる「グランドカバー」で雑草対策を検討する人もいるでしょう。
でも、深く考えずに繁殖力が強いグランドカバー向けの植物を植えてしまうのはちょっと待って!どんどん育ってその管理に追われ「普通に草取りをしていたほうがよかったのでは……」と後悔する羽目になるかもしれません。
もちろん、グランドカバー向けの植物の中には、成長が比較的ゆっくりで、あまり手間がかからずに雑草対策に一役買ってくれるものもあります。
そこで今回は、グランドカバー向けの中でも、繁殖力が強すぎて手に負えなくなりがちな植物3選と、管理しやすくてオススメな植物2選を、参考価格とともにご紹介します。
1. 【安易な地植えは要注意】管理が大変なグランドカバー3選
まずは、安易にグランドカバーとして植えてしまうのは要注意!という植物を3つご紹介しましょう。
1.1 一見かぼそい茎なのに「どんどん伸びる」ワイヤープランツ
【写真1枚目/全5枚】細い針金のような茎が特徴のワイヤープランツ。2枚目以降「グランドカバープランツ選びのヒント」をお伝えします。1/5
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その名前の通り、ワイヤーのような細い枝に小さくて丸い葉っぱがたくさんつくワイヤープランツ。スタイリッシュな雰囲気の中にかわいらしさもある、人気の植物です。
つるのような細い茎は匍匐性で、地面を這うようにどんどん伸びていきます。生育旺盛で、ほとんど手間がかかりません。
育てやすいならありがたい、と思うかもしれませんがちょっと待って!一見華奢に見えるワイヤープランツの茎や根は想像以上に丈夫です。伸びすぎてから切ったり抜いたりするのは結構な重労働。
オシャレなグリーンをイメージしてほったらかしにしていたら、庭一面どころか壁にも這ってしまっている、なんてことも。
それでも育てたい場合には、こまめな切り戻しなどの管理をしっかり行いましょう。
※参考価格:200~750円前後(3号ポット苗)
1.2 美しい葉形や色でおなじみ「定番観葉植物」アイビー(ヘデラ)
オシャレな寄せ植えでおなじみのアイビー2/5
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つやつやとしたグリーンだけでなく、斑入り品種もバラエティに富んでいるヘデラ(アイビー)は、寄せ植えにも重宝する定番観葉植物。
日陰でも育ちやすく、ハンギングバスケットでインテリアグリーンとしても楽しめます。
そんなヘデラは、生命力が強く、とてもよく伸びる植物です。
グランドカバーとして地植えすると、茎からも根を出し、切っても切っても茎からどんどん再生するという驚きの繁殖力を持ちます。
また「壁面に這わせたらきっと素敵だわ……」などと安易に考えない方が良いかもしれません。育ちすぎたつるをはがしたら、「気根」という吸盤のような付着根の痕が残ってしまうのです。
※参考価格:250~800円前後(3号ポット苗)
1.3 可愛さと「圧倒的な生命力」が特徴のヒメイワダレソウ(リッピア)
白やピンクの丸い花がかわいらしいヒメイワダレソウ(リッピア)3/5
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繁殖力が芝生よりもかなり強いヒメイワダレソウ(リッピア)。圧倒的な生命力で、グランドカバーとして他の雑草の成長を妨げるだけでなく、かわいらしい花まで咲かせてくれます。
多少の踏みつけにも強く、健気に地面を這うようにしながら容赦なく育ち、こぼれ種からも発芽します。陽射しや高温にも負けません。
過酷な環境でも負けないタフさを発揮して伸びて行く姿は、さながらグランドカバー界のじゃじゃ馬娘。かわいらしさから放任し、ひとたび奔放に育ってしまうとガーデナーさんがコントロールするのは難しいでしょう。
※ヒメイワダレソウは環境省が定める生態系被害防止外来種リスト内の「重点対策外来種」に登録されています。
※参考価格:130~650円前後(3号ポット苗)
2. 【穏やかに育つ】管理しやすい&美しい花も楽しめるグランドカバー2選
続いて、比較的生育が穏やかでコントロールしやすいグランドカバープランツを2種、紹介します。
2.1 芳香と可愛い花も楽しめる「クリーピングタイム(ほふく性タイム)」
白やうす紫のかわいらしい小花とよい香りが魅力のクリーピングタイム4/5
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ハーブやアロマとしても利用価値の高いタイム。食用に向くのは立性の品種ですが、クリーピングタイムなどのほふく性の品種は、グランドカバーとして利用できます。
香りがあり、かわいらしい花を咲かせてくれるのも魅力。品種によって、香りにそれぞれ個性があるのもいいですね。玄関や小道など、往来のあるところの雑草対策にぴったりです。
成長速度は種類によっても違うのですが、時々切り戻しをすれば伸び放題にはなりにくいでしょう。多湿に弱いため、夏の間は株が蒸れたり枝葉が枯れたりしないよう、水のやりすぎに注意しましょう。
※参考価格:150~600円前後(3~3.5号ポット苗)
2.2 圧巻のフラワーカーペット「シバザクラ」
満開の季節は一面サクラのじゅうたんが楽しめるシバザクラ5/5
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春になるとサクラに似た可憐な花を咲かせるシバザクラ。淡いピンクや濃いピンク、ホワイトなど、地面を覆うように咲く姿があちこちで見られます。なかには涼やかなブルーの花を咲かせるものもあります。
グランドカバー向きではありますが、踏みつけられると傷みます。花壇の縁取りなど人が通らない場所を選んで育ててあげましょう。
日当たりのよい場所であれば、お手入れはさほど難しくありません。花が終わった後に草丈を短くする刈り込みを行い、枝が広がりすぎてしまったら切り戻しを行えば十分です。
※参考価格:100~400円前後(3号ポット苗)
3. 【グランドカバー】草むしりのほうが楽だった…と後悔しないために
今回は安易に植えるのはNGなものと安心して植えられるOKなものと、合計5種のグランドカバーについて取り上げました。
グランドカバーとひとくちに言っても性質はそれぞれ。お庭の広さや日当たり、水はけなどの条件はもちろん、ガーデナー歴によっても最適な植物は人それぞれ。
繁殖力の強さから「地植え要注意」と挙げている植物も、病虫害などに強く、丈夫な性質であるという長所を持っています。
気になるけれどお世話できるかどうか不安な場合は、まず小さめのプランターで育ててみると良いかもしれませんね。
※編集部より:外部の方のご指摘をうけ、記事中の内容を一部削除しております。(2024/9/30 16:47)
LIMO編集部