10月も後半に差し掛かり、年末年始を意識し始めた人もいるかもしれません。
公的年金の支給は、偶数月の15日(土日祝日に当たる場合は直前の平日に前倒し)と定められており、12月15日には今年最後の年金支給が振り込まれます。
この日、一定の要件を満たす年金受給者には「年金生活者支援給付金」も支給されるのはご存じでしょうか。
ひと月あたり数千円程度となるこの給付金。いったい、どのような人が対象となるのでしょうか。本記事では、「年金生活者支援給付金」について支給要件や給付額、手続き方法を解説します。
1. 年金生活者支援給付金《老齢年金・障害年金・遺族年金》の3種類あります
「年金生活者支援給付金」とは、公的年金を含めてもなお所得の低い世帯を対象とする給付金です。2カ月に一度の年金支給日に、公的年金に上乗せして支給されます。
要件を満たす限り継続して受け取ることができる恒久的な支援制度である点が、「住民税非課税世帯への給付金」などの一時的な支援とは異なります。
年金生活者支援給付金は、以下の3つの種類があります。
1.1 年金生活者支援給付金は3種類
- 老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金)
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
それぞれの支給対象者を確認しましょう。