2. 「絵本の中のおばあ様みたい」「大正昭和でも味わえない」などの声
ワンピースを作った経緯を尋ねると「服作りを始めた当初から、このワンピースは作っていました」と明かす@HiroyaTsunekawaさん。
続けて「当時、上京したばかりで、次の日のご飯も家賃も払えないような生活をしながら、ただひたすらにミシンに向かっていました」と振り返ります。
孤独の中、針を進めながら思い浮かべていたのは「幼い頃の記憶」だったそう。
「だからこのワンピースは、ばあちゃんの好みを再現したというよりも『幼い日に感じていた、目に見えないぬくもりを思い出すための服』です。懐かしさと安心、そして少しの寂しさを、布と糸で形にしました」と、ワンピースに込められた想いを教えてくれました。
おばあちゃんはワンピースを着た瞬間、少し照れくさそうに笑っていたといいます。
そんな様子を目にして「日常をほんの少し特別に変える服の力を改めて感じました」という@HiroyaTsunekawaさん。
「じいちゃんの四十九日で帰省した時に、撮影をしました。ばあちゃんの歩く後ろ姿や、揺れるワンピースを見ながら、もしも、じいちゃんが見ていたらどんな風に見ていたんだろうかと思いながら撮影をしていました」と、撮影時の心境も語ってくれました。
自作のワンピースを着てくれたおばあちゃんの写真には、多数のいいねに加え
- 「孫が作った服がよく似合うというのは、大正昭和平成でも味わえないと思います。令和のの価値観のアップデートによってもたらされた出来事だと思います!」
- 「深紅の生地やフリルが素敵」
- 「絵本の中のおばあさまみたい。上品です」
- 「とても良い色」
といった声が寄せられる大反響となりました。
こうした反響について@HiroyaTsunekawaさんは「ばあちゃん、じいちゃんが今の自分を形作っている自分の原点なのでたくさんの方に共感してもらえて嬉しかったです」と、喜びの胸の内を明かします。
作ったワンピース着てくれたんだけど、うちのばあちゃん似合いすぎ、、、。 pic.twitter.com/6IDcj3hSem
— 旅する喫茶のツナマヨ (@HiroyaTsunekawa) October 7, 2025

