3. 新幹線定期券FREX(通勤用)、FREXパル(通学用)などの運賃はどうなる?

「1.普通旅客運賃」「2.定期旅客運賃」「3.FREX・FREXパル」が、運賃改定の対象です。

新幹線定期券FREX(通勤用)・FREXパル(通学用)は、在来線経由の定期運賃と新幹線特急料金相当額を合算した金額で、運賃改定に伴い値上げを実施。

なお、現行と同様に新幹線および定期区間内の並行する在来線の乗車が可能です。東海道新幹線 東京~熱海間を利用の場合も、運賃改定に伴い値上げとなります。しかし、効力に変更はなく東海道本線(在来線)の有効区間を利用できます。

FREXパル(通学用)については、東京・上野・大宮間および東京・品川・新横浜間を除き、発売額が据え置きとなります。

グリーン定期券については、通勤定期運賃とグリーン料金相当額を合算した金額となるため、運賃改定に伴い値上げ。入場券の発売額は、改定後の初乗り運賃と同額に改定されます。ただし、一部のJR他社や他の鉄道事業者との共同使用駅については金額が異なるそうです。

その他の運賃については、特急料金・グリーン料金などは改定を行わないそうです。特別企画乗車券(割引きっぷ)は、発売額の見直しを行う予定としています。

さらに、気仙沼線BRT、大船渡線BRT(バス高速輸送システム)の運賃は、運賃改定に伴い値上げ。鉄道駅バリアフリー料金は廃止されます。ただし、東海道新幹線(東京・品川間)の鉄道駅バリアフリー料金は継続。

これらの改定にともない、JR東日本では2022年4月5日に届出を行ったバリアフリー整備・徴収計画を変更するべく、国土交通省関東運輸局へ届出を実施したそうです。変更後のバリアフリー整備・徴収計画はサイトで公表しています。

いかがでしたでしょうか。

詳しい改定料金や区間などに関しては、変更の可能性もあるので必ずJR東日本を確認するようにしてください。

また、JR東日本では、運賃改定日の直前はみどりの窓口や券売機が混雑することが予想されると公表しています。

自分が利用する路線で変更がないのか、あらかじめ早めに確認してください。

参考資料

髙橋 マナブ