2. 首都圏における新たな運賃などはどう変更されるのか?

ここからは、特に多くの人が関係する、首都圏の運賃改定について紹介します。

東京付近の特定区間を通過する路線の場合、特例(旅客営業規則第70条)は、東海道新幹線(東京・品川間)を除いて、引き続き適用されます。

山手線をはじめとする主要な駅では、入口の駅から出口の駅の普通旅客運賃・料金は、後戻りしたり再度同じ駅を通らない限り、実際に乗車する経路にかかわらず最短経路の営業キロで計算。(東海道新幹線【東京・品川間】は含まれない)

適用される路線は、JR東日本の公式サイトを確認してください。

また、東京都区内・東京山手線内制度は、運賃改定後も引き続き適用が決定。しかし、品川駅以遠(新横浜方面)の区間における経路に応じて、東京・品川間の運賃計算は以下になります。

  • 品川駅以遠(新横浜方面)を東海道新幹線で利用する場合:東京・品川間は新幹線経由で計算。
  • 上記以外の場合:東京・品川間は在来線経由で計算。

※同区間内における乗車券の効力に変更はなし。同じゾーン内ならどの駅でも乗り始める(または降りる)ことが可能です。ただし、同じゾーン内の駅で途中下車はできません。

横浜市内にある駅に関連する普通旅客運賃の計算方法は、以下の通りとなります。

横浜市内制度が適用される乗車券は、東海道新幹線・新横浜駅経由で乗車する場合は、新横浜駅を中心駅として運賃計算を実施。東海道新幹線以外の経路を利用する場合は、横浜駅を中心駅として運賃計算を行います。

※同区間内における乗車券の効力に変更はありません。同じゾーン内ならどの駅でも乗り始める(または降りる)ことが可能。ただし、同じゾーン内の駅で途中下車はできません。

さらに、選択乗車の廃止などもありますので、詳しくはJR東日本の公式サイトを確認してください。