配信は2月19日からスタートし、2人は毎日生配信を欠かさず続けている様子。海堂飛鳥と苺谷星空それぞれのフォロワー数も6万人に迫る勢いで、すでに一定の人気を獲得しているようです。藤原さんと大橋さんは、前田さんからトーク力やユーモアを買われてキャスティングされたということで、バーチャルアイドルは「いかに喋れるか」という部分も大きいことが伺えます。
また、SHOWROOMでは生配信中に視聴者が自由にコメントを投稿することが可能なため、2人の配信中にも応援コメントが多数寄せられていました。TVやコンサートとは全く異なり、リアルタイムで交流できる点も、アイドルがバーチャルキャラクターを演じる上での大きな特徴と言えそうです。
意外と高評価! 既存のジャニーズファンの反応は
今回のプロジェクトは、ジャニーズのファン層がSHOWROOMの配信やバーチャルキャラクターに興味を持つきっかけに、またアニメやバーチャルキャラクターに親しんでいる層が新たにジャニーズのファンになる可能性を秘めています。実際に、既存のなにわ男子/関西ジャニーズJr.ファンの反応を見てみると、肯定的な声が多く散見されました。
「バーチャルで認知度が上がってくれるのは嬉しい」「キャラクターを演じているんだけど、たまに素がぽろっと出るのが楽しい」という純粋にバーチャルアイドルを楽しんでいる意見や、「顔が見えないからこそ、配信でさらにトーク力をどんどん磨いてほしい」「バーチャルで人気が出れば、コンサートで見る生身のメンバーの価値がさらに上がる」というプロデューサー的目線の意見も。
今後は、バーチャルキャラクターによるライブをリアルの場で行ったり、楽曲を制作したりといった構想があるという「バーチャルジャニーズプロジェクト」。アイドル市場を席巻する存在になっていくのか、話題集めの一過性のものとなってしまうのか。今後も、その動向に注目したいところです。
秋山 悠紀