2.2 年金支給日に30万円（月額15万円）以上もらっているのは47.6%
上記一覧より、厚生年金＋国民年金の受給額が「月額15万円以上」の方の割合は、受給権者全体の47.6％と計算でき、半数弱の方が該当することになります。
厚生労働省年金局の同概況では、厚生年金＋国民年金の「男女を合わせた平均受給月額は14万6429円」とされていることから、おおよそ一致しているといえるでしょう。
ただし、国民年金のみを受給している方を分母に加えると、月額15万円以上受給している方の割合はさらに少なくなると考えられます。
3. 家計に合った「老後資金の準備方法」を考えましょう
年金支給日に厚生年金＋国民年金を30万円もらえる方とは、月額15万円を受給している方です。
厚生年金＋国民年金の平均受給額が約14万6000円であるため、平均程度または若干高い金額を受給していることになります。
月額15万円受給している方の割合は47.6%で約半数の方が該当しています。
とはいえ、国民年金のみを受給している方を合わせるとその割合は少なくなるでしょう。
老後の生活費が年金だけでカバーできるのか不安な方は、現役時代のうちから貯蓄や資産運用など家計に合った方法で準備することをおすすめします。
参考資料
木内 菜穂子
