8. まとめ
10月は、年金受給者にとって「手取り額が変わる」節目の月です。
住民税や社会保険料の本徴収への切り替えにより、天引き額が増減するほか、働きながら年金を受け取る人は在職定時改定で受給額が上がる可能性もあります。
平均的な受給額を見ると、厚生年金は60歳代で約14万円台、80歳代では15~16万円台、国民年金はおおむね5万円台にとどまります。
年金の実際の支給額は個人の加入期間や所得によって大きく異なりますが、通知書を確認し、変動の理由を理解しておきましょう。
参考資料
- 厚生労働省「保険料(税)の特別徴収」
- 日本年金機構「在職老齢年金の計算方法」
- 日本年金機構「令和4年4月から在職定時改定制度が導入されました」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「いっしょに検証!公的年金 公的年金の仕組み」
加藤 聖人