2. 給与所得者全体の平均年収

2025年9月に国税庁「令和6年分民間給与実態統計調査結果について」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円でした。

これは4年連続の増加で、過去最高を更新しています。

平均年収は前年比で3.9%増と大幅な伸びを示しています。

2.1 男女別の平均給与も前年度を上回る

男女別に見ると、男性の平均給与は587万円(前年比+3.2%)、女性は333万円(同+5.5%)でした。

金額では男性が大きく上回るものの、伸び率では女性が男性を上回る結果です。

また、雇用形態別では正社員が545万円、非正規雇用者は206万円でした。

ここでも雇用形態による収入格差の大きさが際立っています。

給与の内訳は、給料・手当が403万円、賞与が75万円で、いずれも前年を超えており、とくにボーナスの伸びが平均給与を押し上げました。