3. 【新型日産リーフ】700km以上の航続距離はトップクラスの性能

新型リーフの最大の特徴は、最大航続距離で702km(WLTC)を実現したことです。これは現行モデルの約1.5倍の距離で、競合他社の同グレードのモデルと比較しても、トップクラスの性能を誇っています。

充電時間も大幅に短縮しています。最大150kWの急速充電に対応し、10%から80%まで35分でチャージすることができます。

最大150kWの急速充電に対応

出所:日産自動車株式会社

市場トレンドを踏まえて、デザインがクロスオーバースタイルに刷新されたことも大きなトピックです。日産として初となる調光パノラミックガラスルーフを採用するなど、内部のインテリアにもこだわっており、先進感を演出しています。

同社として初めて調光パノラミックガラスルーフを採用

出所:日産自動車株式会社

今回発表された「B7」グレードの価格は以下の通り。10月17日に注文受付を開始し、1月から順次納品予定です。

  • B7 X:518万8700円
  • B7 G:599万9400円

4. 【新型日産リーフ】Xでは期待と不安の声

発表を受けて、Xでは「最大航続距離が700km超&急速充電35分」という性能の進化に多くの期待の声が寄せられています。特にすでにEVを所有しているユーザーからは「実用的!」と評価する人が多いようです。

不安の声が上がっているのが、価格設定です。518万円~という価格に対して、「海外勢に対抗できる?」という見方をしている人もいるようです。ただ、これに対しては「スペックの高さを考えると競争力のある価格」という意見もあり、賛否両論となっています。

ちなみに新型リーフでは、来年2月に電池容量を減らした廉価タイプの販売も予定しているとのこと。厳しい経営状況にある同社にとって、新型日産リーフの動向は、まさに社運を左右するものになりそうです。

参考資料

大蔵 大輔