10月15日の年金支給日が近づいています。10月の年金支給では、8月・9月分がまとめて支給される仕組みです。
年金受給者で所定要件を満たす場合は、年金とあわせて年金生活者支援給付金を受け取れます。10月15日の年金支給日に年金生活者支援給付金も受け取れるのはどういった人なのでしょうか。
この記事では、年金生活者支援給付金の概要や受給要件などを解説します。
1. 年金生活者支援給付金とは?
年金生活者支援給付金は、所得の少ない年金世帯の生活を支援するために支給されるお金です。2019年に8%から10%に引き上げられた消費税の引き上げ分を財源として制度を運営しています。
給付金は、65歳から受け取れる老齢年金、障害認定時に受け取れる障害年金、被保険者が亡くなった際に生計を維持されていた親族が受け取れる遺族年金それぞれに対応するものが用意されています。
なかでも受け取る機会が多いのは、老齢年金に上乗せされる「老齢年金生活者支援給付金」です。条件を満たせば、老齢年金と同様に2ヵ月に1回年金とあわせて支給されます。
では、どういった人が年金生活者支援給付金を受給できるのでしょうか。次章で解説します。