4. 障害年金の知識、制度を知り「もしもの時の安心材料に」
本記事では、障害年金制度の概要や審査方法の見直しについて解説していきました。「不支給の理由」を曖昧にせず明確に記載するルールに変わることで、申請する側の納得感が格段に高まります。
障害年金は、病気や怪我などで生活に支障が出たときに受け取れる公的年金制度の一つであり、金額は等級や家族構成によって大きく異なります。障害年金を受給するためには、一定の条件を満たし、申請を行うことが必要であり、「国民年金」や「厚生年金」、「年金生活者支援給付金」などと同様です。
また、身体障害だけではなく、うつ病・統合失調症などの精神疾患や内部疾患の場合でも支給対象となる場合があります。「自分には関係ない」と思われる方もいるでしょう。しかし、もしもの時の安心材料として、この大切な障害年金制度を知ることは大切なことです。
参考資料
- 日本年金機構「障害年金業務統計(令和5年度決定分)」
- 日本年金機構「障害基礎年金の受給要件・請求時期・年金額」
- 日本年金機構「障害厚生年金の受給要件・請求時期・年金額」
- 日本弁護士連合会「障害認定基準等を見直し、障害年金について公平な制度の構築を求める会長声明」
- 厚生労働省「障害年金制度について(障害年金を請求するお客様へ)」
- 厚生労働省「「令和6年度の障害年金の認定状況についての調査報告書」を公表します」
- 日本年金機構「令和6年度の障害年金の認定状況についての調査報告書」
- 日本年金機構「令和6年度の障害年金の認定状況についての調査報告書への対応状況」
長井 祐人