20代独身といえば、お給料を自分の好きに使うことができたり、家族サービスに時間を使わなくてもよかったり、多少仕事が大変でも楽しい時ですよね。それは独身時代の特権なので存分に楽しむべきでしょう。

ただ、結婚するにしても、独身を貫くにしても歳を重ねるごとにお金がかかることが増えていき、20代の散財ぶりを後悔する日が来ることも・・・。そんなことにならないためにも、20代のうちから貯金をする習慣を身につけるのはとても大切なことです。

20代単身者はどれくらい金融資産を保有しているの?

そもそも、独身の20代はどのくらい金融資産を保有しているのでしょうか。2018年11月9日に金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)が発表した「家計の金融行動に関する世論調査」から20代の状況を確認してみましょう。

この調査によると、20歳代単身者の金融資産の平均値は128万円となっています。また、金融資産非保有世帯は45.4%と、半数近くが金融資産を保有していないという結果でした。そのため、20歳代単身者の金融資産の中央値※は5万円と、かなり少ない印象を受けます。

※貯蓄額の中央値とは、調査対象の貯蓄額を大きい順(あるいは小さい順)に並べて、ちょうど真ん中にあたる額のことです。

貯金の目標金額を決める

上述のように、20代独身の資産状況には厳しいものがあるようです。ある程度好きに使えるお金があっても、気をつけていないとファッション、旅行、飲み会などにあっという間にお金が消えてしまいますよね。

今はそれで良くても、もし結婚して家庭を持つるなら結婚資金・子供の教育費・マイホーム購入資金などが必要になりますし、独身を貫くにしても老後資金を貯める必要があります。

将来を見据えて今から貯金を始めることが大切ですが、貯金はなんとなくできるものではありません。目的がしっかりしていないと、途中であきらめてしまったり、せっかく貯めた貯金に手を出してしまうかもしれません。

「結婚」「出産」など、まだ具体的なライフイベントが決まっていない場合は動機を作りにくいかもしれませんが、「とにかく1年で100万円貯める」など自分で目標を決めて貯金を始めてみましょう。目標を達成できれば自信にもなりますし、後々お金が必要になった時にあなたを助けてくれます。

今の仕事をやりがいと金銭面で見直してみる

貯金を増やすことを考えた場合、収入源の給与を得る環境と向き合うことも大切です。