また、セキュリティの本質を理解せず、「鍵付き圧縮ファイルと解凍時のパスワードを別々のメールで送る」「USBメモリは危ないのでCDに焼いてデータを移す」といった風習を行っている会社も少なくありません。いずれの風習も、自分だけではなく相手も手間がかかる割には、セキュリティはそれほど上がらないといわれています。
誰のため、何のためのマナーなの?
高度経済成長時代から大きな変化がない、日本のビジネス社会。その影響からか、現在も「マナー」として重用されているものの中には「誰のための、どんな目的のマナーなのか」という視点が欠けたものも少なくありません。
そのため、「ビジネスマナーをアップデートする」という考えから、不必要なマナーを取り除いた「礼儀2.0」に取り組もうと実践している動きもあります。
もちろん合理性がすべてではありませんし、あえて時間や手間をかけることで、相手も心地よく仕事ができるようなこともあります。ただ、生産性や作業効率がこれまで以上に重視されているこの時代、意義が見いだせないようなマナーには、あまり固執しなくてもいいのかもしれません。みなさんはどう思われますか?
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