2. 金利上昇の背景
個人向け国債の利率が上がっている背景には、日本銀行の金融政策の変化があります。
2024年3月に長年続いたマイナス金利政策が解除され、長期金利が上昇。これに伴い国債の利回りも上昇し、個人向け国債の利率に反映されています。
たとえば、変動10年型(第156回)の適用利率は2025年10月16日~2026年4月15日で1.06%となっており、ここ10年では比較的高い水準です。
個人向け国債「変動10年(第156回債)」適用利率の推移
- 令和5年4月16日から令和5年10月15日:0.33%
- 令和5年10月16日から令和6年4月15日:0.43%
- 令和6年4月16日から令和6年10月15日:0.47%
- 令和6年10月16日から令和7年4月15日:0.61%
- 令和7年4月16日から令和7年10月15日:0.92%
- 令和7年10月16日から令和8年4月15日:1.06%