2. ガラス繊維についての注意表示がない商品も発見!
また、国民生活センターでは、さまざまな実験を行いテスト結果を公表しています。
傘を分解した結果としては、軽量で弾性が求められる傘の骨にガラス繊維強化プラスチックが使用されていたと報告。新品の傘でも骨の表面にはガラス繊維の先端が露出しているものがあり、注意喚起を行っています。
さらに、曲げたり傷つけたりすると、ガラス繊維の先端が樹脂表面から飛び出してくる可能性があると公開しました。
商品については、表示ではガラス繊維強化プラスチックの使用がわからない傘や、ガラス繊維についての注意表示がない商品があることを報告。家庭用品品質表示法で規定された項目が表示されていない銘柄があったことも、あわせて公開しています。
以上の結果を基に、国民生活センターでは業界や事業者にガラス繊維強化プラスチックが使用された商品を使用する際の注意点の周知を求めています。
さらに、ガラス繊維が飛び出してこないような改善や、家庭用品品質表示法の表示がされていない商品には、同法に基づいた適切な表示などを要望しています。
その他にも、行政やインターネットショッピングモール運営事業者への協力依頼や要望を実施。協力依頼先は、アマゾンジャパン合同会社、LINEヤフー株式会社、楽天グループ株式会社だとしています。
いかがだったでしょうか?
普段、何気なく使用している傘にもさまざまな危険が潜んでいることがわかりました。特に、子どもが使用する際には、大ケガをする恐れもあるので注意が必要です。