12月は暖房費や年末年始の支出がふくらみやすく、家計のやりくりが気になる季節です。とくに年金支給日(12月15日)が近づくと、「今回、年金生活者支援給付金は上乗せされるのか?」という不安や疑問を抱く方も多いでしょう。
この給付金は、一定の条件を満たす方に基礎年金へ加算される支援で、通知の見方や申請の要否など、見落としやすいポイントがあります。
受給の可否は、所得や年金の種類などで判断されるため、受け取り漏れに注意が必要です。
12月の支給月に合わせて、今のうちに条件をチェックし、必要な準備を進めておきましょう。そこで今回は、年金生活者支援給付金の支給要件や給付基準額、請求手続きについてわかりやすく解説します。
1. 年金生活者支援給付金ってどんな制度?
年金生活者支援給付金は、年金に上乗せして支給される給付金で、以下の3種類があります。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
「老齢・障害・遺族」、それぞれの基礎年金を受給中の人が、公的年金を含めても所得が一定基準以下となる場合に、2カ月に一度、受け取ることができるものです。
