2.1 食費、工夫しだいで抑えることは十分に可能
食費は消費支出全体の約3割を占めており、家計の中でも最も大きな割合を占める項目です。
平均的に金額の大きい項目である一方、世帯ごとの差が出やすく、意識的に節制することで支出を抑えることが十分に可能です。
自炊を心がけたり、あらかじめ予算を決めて買い物をするなどの工夫により、健康を損なうことなく、無理のない形でコストを抑えることができます。
また、老後は時間にゆとりがあるからこそ、これまで挑戦できなかった手の込んだ料理にチャレンジしたり、新しい食材を取り入れてみたりと、節約と同時に日々の暮らしに楽しみを取り入れることも可能です。
毎日の食事だからこそ、無理のない範囲で楽しみながら工夫を重ねていくことが、長く続けるためのポイントといえるでしょう。
2.2 光熱費、こまめな節電・節水の意識などがポイント
光熱費は、電気・ガス・水道といった生活に欠かせないライフラインにかかる費用であり、過度に節約しすぎると日常生活に支障をきたす恐れがあるため、無理をせず、不要な浪費を減らす工夫が求められます。
たとえば、こまめな節電・節水を意識するほか、電力やガスの契約プランを見直す、省エネ性能の高い家電に切り替えるといった対策が効果的です。
生活の質を落とさずに支出をコントロールするためにも、健康を第一に考え、無理なく楽しみながら節約に取り組むことがポイントです。