2. 冬季加算の金額はいくら?
冬季加算の金額は、主に以下の要素で決定されます。
- 地域区分(寒冷度によりⅠ~Ⅵ区に分かれる)
- 級地区分(1級地-1~ 3級地-2までの6区分)
- 世帯人数(人数が増えるほど加算額も増加)
一例として、「1級地-1」におけるⅠ~Ⅵ区までの冬季加算額を見てみましょう。
Ⅰ区では、単身世帯の加算額が月額1万2780円、3人世帯では月額2万620円となっています。
一方、Ⅵ区では、単身世帯が2630円、3人世帯が4240円となっており、Ⅰ区とⅥ区で大きな差があることがわかります。
なお、級地区分は市区町村ごとに細かく分類されており、「1級地-1」~「3級地-2」までの6区分となります。
級地ごとに4.5%程度の差額が生じるので、各区分の冬季加算も見ておきましょう。
※級地区分については、厚生労働省の級地区分の資料をご確認ください。
例えば、Ⅰ区の単身世帯で見ると「1級地-1」に該当する場合は2万4260円、「3級地-2」の場合は1万8800円です。
2.1 冬季加算には「特別基準」も
冬季加算では、以下の条件を満たすと「特別基準」が適用されます。
- 障害や傷害による療養のため外出が難しく常時在宅せざるを得ない
- 乳児がいる世帯
- 医師の診断で療養のため、外出が難しく常時在宅せざるを得ない
上記に該当する場合は、加算額が1.3倍になります。