アサヒGHDとキリンHDの株価に明暗! 日経平均株価は続落

【東京株式市場】 2019年2月15日

株式市場の振り返り-日経平均株価は売りに押されて続落、TOPIXも4日ぶりに反落

2019年2月15日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 20,900円(▲239円、▲1.1%) 続落
  • TOPIX 1,577.2(▲12.5、▲0.8%) 4日ぶり反落
  • 東証マザーズ総合指数 862.3(▲10.7、▲1.2%) 続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:726、値下がり銘柄数:1,311、変わらず:92
  • 値上がり業種数:6、値下がり業種数:27
  • 昨年来高値更新銘柄数:5、昨年来安値更新銘柄数:32

東証1部の出来高は12億7,782万株、売買代金は2兆2,326億円(概算)となりました。出来高は前日より減りましたが、売買代金は概ね横ばいとなっています。米国株の下落を受けて売りが優勢となりましたが、依然として慎重なスタンスを取る投資家が多かったようです。売買代金は2兆円超を維持しましたが、連日の低水準となり、盛り上がりに欠けた商いでした。

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そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移しました。ただ、前場の序盤に一時▲286円安を付ける場面がありましたが、そこから一段の下押しはないまま引けています。それでも、終値では3日ぶりに21,000円を割り込む続落でした。

なお、TOPIXも同じような値動きで4日ぶりの反落となりましたが、下落率は日経平均株価より小さくなっています。これは、日経平均株価を構成するような大型株への売りが優勢だったことを示唆していると言えましょう。

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東証マザーズ総合指数は続落、売買代金は8日連続で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は8,153万株、売買代金1,276億円となりました。出来高は前日並みでしたが、売買代金は減少しています。売買代金は減ったものの、個人投資家の物色意欲回復は続いており、8日連続で1,000億円超となりました。

ただ、総合指数は▲1%を超える下落となる続落で引けています。やはり、900ポイント回復まではもう少し時間を要しそうな雰囲気です。

ソフトバンクGの7連騰ならず、アサヒHDとキリンHDは決算後の株価で明暗

個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が▲4%超安の大幅安で7日ぶりの反落となり、リクルートホールディングス(6098)や日東電工(6988)も大幅下落となりました。

また、前日に決算発表を行ったトレンドマイクロ(4704)が一時▲12%超安の暴落となり、ディー・エヌ・エー(2432)は連日で昨年来安値を更新しています。

さらに、機械株では決算が期待外れとなったクボタ(6326)が一時▲10%超安の暴落となりました。

その他では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や野村ホールディングス(8604)など金融株が総じて売られ、りそなホールディングス(8308)は昨年来安値を更新したのが目を引きました。

一方、前日に決算と中期計画を発表したビール2社のうち、アサヒグループホールディングス(2502)は一時+4%高に迫る大幅高となったのに対し、キリンホールディングス(2503)は一時▲8%安に迫る急落となるなど、株式市場の評価は好対照の結果となりました。

また、前日に巨額赤字転落の決算発表を行ったスルガ銀行(8358)は、懸念された再度の業績下方修正がなかったことなどから、一時ストップ高まで買われ、終値も+16%高の爆騰となっています。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が小幅上昇ながら6日続伸となり、公開価格(3,000円)回復が視野に入ってきました。一方、前日に急落したユーザベース(3966)も急反発しています。一方、ビープラッツ(4381)は急落で引け、シェアリングテクノロジー(3989)も一時▲15%安の暴落となりました。

葛西 裕一

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。