皆さんはどのくらいのお金を貯金しているのでしょうか。また、株式や投資信託といった有価証券に投資をしているのでしょうか。自分の財布も気になりますが、他の人がどの程度の貯蓄をしているのか気になるという方も多いのではないでしょうか。シリーズでお伝えしている「単身世帯貯蓄シリーズ」。今回は20代単身世帯の貯蓄について見ていきましょう。
20代単身者の貯蓄とはいくらか
2018年11月9日に金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)の「知るぽると」が発表したデータでは、20代単身者世帯の金融資産保有状況が確認できます。
20歳代単身者の金融資産の平均値は128万円となっています。また、この中で金融資産非保有世帯は45.4%となっています。当調査における20歳代の調査実数は647世帯ですが、そのうち5割程度が金融資産を保有していないという結果となっています。
今回の調査では平均値に加え中央値も発表されています。20歳代の単身世帯の金融資産の中央値は5万円となっています。先ほども見たように当世代は金資産非保有世帯が5割程度います。結果として中央値がこの水準となってしまうともいえるでしょう。
20代の金融資産保有額の分布
ここでは金融資産を保有していない世帯を含む20歳代の金融資産保有額ごとの分布について見ておきましょう。