5. みんなの平均を知って、年金と家計を前向きに見直そう
新紙幣が登場してから1年あまりが経ちましたが、日常生活でのお金のやりくりは常に気になるテーマです。そんななか、今月10月15日には今年5回目の年金支給日が訪れます。
厚生労働省の統計をもとに年代別の平均年金月額を見てみると、60歳代から80歳代までの年齢ごとの傾向が浮かび上がりました。65歳を境に受給額が増える理由や、加入状況によって受給額が異なる点も理解しておくことが大切です。
また、食品の値上げが続く現状では、家計の見直しとあわせて年金の受給額を把握しておくことが生活防衛につながります。「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を活用すれば、自分の将来の年金額を確認できます。
平均額を知ることは、単なる比較ではなく、これからの資金計画を考えるうえでの出発点になります。ぜひこの機会に、年金と暮らしのバランスを改めて見直してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年10月
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「いっしょに検証!公的年金 公的年金の仕組み」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
橋本 優理