5. まとめにかえて
ここまで、年金一覧表を用いて年金額の平均を詳しく見てきました。
昨今では物価上昇の影響で「生活費が高くなってきている」と感じている方も多いでしょう。
2026年度に年金額は前年度と比べ増額改定されましたが、物価上昇率の方が高くなっているため、生活費の負担が軽減されたと実感しにくい状況となっています。
年金は老後の生活費の柱の1つとなりますが、年金のみでの生活することは難しい傾向にあると考えられます。
そのため、現役世代の方は、今のうちから年金だけに頼らない「老後の生活資金の準備方法」について検討する必要があるでしょう。
たとえば、日々の固定費の見直しや、預貯金などさまざまな選択肢があります。
余剰資金がある場合は、新NISAやiDeCoのような国が用意した資産運用の税制優遇制度がありますので、家計やライフスタイルに合わせて考えてみてはいかがでしょうか。
ただし、資産運用は利益が期待できるだけでなく、元本割れや価格変動リスクなどが伴うことをよく理解しておくことが大切です。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
筒井 亮鳳