2. 【害虫駆除トラブル】ネットで調べた駆除業者の料金があまりに高額だったケース

国民生活センター害虫駆除トラブル事例

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次に紹介するのは、20代男性からの相談事例です。

1人暮らしをしているこの男性は、部屋にゴキブリが出たことで駆除業者を呼びました。ネットで見つけた「約1000円から」と宣伝する駆除業者に電話で依頼。電話では料金についての説明がなかったそうです。

約8畳の部屋を駆除作業とクリーニング、薬剤散布したのですが、作業後に約50万円を請求されてしまいました。その日は約10万円を現金で支払ったのですが、作業請負契約書にはクーリング・オフに関する記載はないそうです。

作業内容は、クリーニング・燻煙剤・残効性薬剤・フェロモン除去・侵入経路一式・追い出し剤などと記載。男性は、残金を支払わなければいけないのか相談しました。

国民生活センターからのアドバイスとしては、事業者に連絡する場合は複数社から見積もりを取ることが大切だとしています。

さらに、「すぐに薬剤を撒かないと害虫が増えてしまう」など、不安を煽るような業者とは契約しないのがベスト。料金や作業内容に納得ができなかった場合は、その場での支払いを避けるようアドバイスしています。

金額が広告などと違う場合は、後日に納得した金額で支払う意思があることを示すのが良策です。また、クーリング・オフをする場合は、速やかに書面または電磁的方法(メールなど)で通知しましょう。

少しでもおかしいと思ったら、最寄りの消費生活センターに相談することをおすすめしています。

いかがでしたでしょうか。

害虫駆除を行う業者の中には、格安料金を広告で提示しながら、高額請求を行うケースが実際にあるようです。

明らかに安い業者の場合は、追加で高額請求される可能性があることを疑うようにしましょう。悪質な業者にだまされないためにも、焦らずに複数社から見積もりを取るなど対策が必要です。