金融資産保有世帯の金融資産保有額の平均値は1762万円、中央値は711万円となっています。

続いて、金融資産保有額ごとの分布について見ておきましょう。

  • 3000万円以上:16.7%
  • 2000万以上3000万円未満:10.9%
  • 1500万円以上2000万円未満:3.3%
  • 1000万円以上1500万円未満:11.7%
  • 700万円以上1000万円未満:5.9%
  • 500万円以上700万円未満:7.9%
  • 400万円以上500万円未満:3.8%
  • 300万円以上400万円未満:4.2%
  • 200万円以上300万円未満:7.9%
  • 100万円以上200万円未満:8.8%
  • 100万円未満:13.4%

※上記以外に無回答の5.4%がある

まとめにかえて

50歳代の単身世帯について、金融資産保有世帯に限って言えば、金融資産保有額の平均値で1762万円、また中央値で700万円ということになり、平均額で1000万円を超えていることになります。

一方で、50歳代の単身世帯で金融資産を保有しない割合も4割近いなど、金融資産格差もあるかのように見えます。今後、年収の動向などと共に貯蓄に注目が集まりそうです。

【ご参考】金融資産とは何か

当調査で含まれる金融資産には、預貯金、生命保険、損害保険、個人年金保険といった保険、また株式、投資信託、債券といった有価証券と財形貯蓄が含まれます。

【用語解説】中央値と平均値とは

平均値とは、データの値を合計しそのデータ数で割ったものを言います。また、中央値については、データの値を順に並べ、その中央にある値を中央値(メジアン)といいます。値が偶数個の際には、中央の2つの値の平均値をとります。

【参考文献・データ】

知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」[単身世帯調査](2018年)

青山 諭志