モンペにもさまざまなタイプがいますが、もうひとつ厄介なパターンが園の保護者とすぐにもめごとを起こすママ。トラブルメーカーなモンスターママのエピソードをご紹介します。
「うちの園は、子ども同士の些細なケンカなら、少しぐらい怪我をしても加害者の名前は出さない方針です。被害者のほうに『今日お友だちとケンカして、少し引っかき傷ができて…』と園の不注意を謝られたあと、どう処置したかを伝えられます。それで私も納得しているのですが、とある女の子のママは『誰がやったか知らない?』といちいち聞いて回るんですよ。内心うちの娘には、お願いだからその子と関わらないで~って思ってしまいます」
「保育園なんでママたちは基本みんな働いていますが、パートを見下している正社員ママがいます。『私お迎えが遅くなるから、うちの子もついでに連れて帰って家で見ておいてくれない? 先生には、連絡入れておくから』とお願いしてくるんです。トラブルがあると怖いからお断りすると『私は正社員だから、すごく激務なのに…』とガッカリされます」
保育園は幼稚園に比べて保護者同士の関わりが少ないと言われますが、園によっては入園後すぐに親子遠足で絆を深めるところもあるそうです。そして仲良くなったのをいいことに、「子どもを預かって」とお願いしてくる人もいるんだとか。仕事に追われ余裕がないのはわかりますが、自分の子どものことは家族で解決するのが当たり前のことです。
また集団生活をする以上、多少のケンカは「いい経験だ」と割り切り、学びがあるようにアフターフォローをする心づもりでいる必要もあるでしょう。
保育園はひとつの社会、マナーを守って!
モンスターペアレンツが取り上げられる機会が多くなったことで、ちょっとしたことでも過敏に「あの人モンペ?」と感じてしまう人も増えているかもしれませんね。しかし今回ご紹介したような、理不尽な要求をするママがいるのも事実。
保育園に子どもを預けるなら、“園はあくまでも、親が子どもと居られない時間を過ごすための場所”だということを忘れずにいたいものですね。
桜井 まどか