2. ふるさと納税に利用しているポータルサイトはどこが人気?

※横軸:今年の利用状況(行った/これから行う予定)、縦軸:今年の利用ポータルサイト(複数回答)
出所:PRTIMES「ふるさと納税、ポイント還元終了で“駆け込み寄付”増加、約95%が来年以降も継続意向【ノウンズ株式会社調べ】」
2025年のふるさと納税に関して、利用したいと考えるポータルサイトは大手が人気となりました。
すでに納税を「行った/行う予定」の人から人気なのは、「楽天」で263人です。さらに、「さとふる」、「ふるなび」、「ふるさとチョイス」など、CMや広告で頻繁に見かける大手が上位にランクインしています。
大手のポータルサイトは、ポイント還元が良く、便利に手続きができることが魅力です。特に、ふるさと納税のポータルサイトによる「ポイント還元」が廃止の予定で、大手に駆け込み需要が起きていると予想できます。
3. ポイント還元終了でふるさと納税を行う人は減るのか?
最後に、ポイント還元の廃止で、ふるさと納税に対して意識が変わるか聞いています。まず、2025年の行動としては「例年より早い時期に寄付した」、「控除上限まで寄付するようになった」という意見が多くあがりました。
より多くのポイントを獲得するため控除額を上限まで寄付し、還元の廃止が行われる前に駆け込みをした人が多くいる結果です。
また、「利用ポータルの変更」や「返礼品ジャンルの選び方」を変えた人も多く、制度改正で寄付のやり方を見直す動きが出ています。
しかし、制度改正が行われても、来年以降も変わらず納税を行う予定の人が7割近くもいることがわかりました。「頻度や金額を減らす予定」、「むしろ増額する予定」などをふくめると、全体の94.1%が継続するとしています。
すでに利用している人には、ポイント還元が無くなっても便利な制度であることは変わらないようです。
いかがでしたでしょうか。
調査では、すでにふるさと納税を行っている人からは、ポイント還元に関係なく今後も制度を利用する意向が強くでました。
ただ、ふるさと納税を行っていない人が49.3%もいることがわかり、まだ制度がしっかりと国民に浸透していないと考えられます。制度の魅力をしっかりアピールすることが、今後の課題となりそうです。
参考資料
- ふるさと納税、ポイント還元終了で“駆け込み寄付”増加、約95%が来年以降も継続意向【ノウンズ株式会社調べ】
- ふるさと納税「ポイント還元」終了で、駆け込み寄付する人がハマる落とし穴とは?【チェックリスト付き】
- ふるさと納税は住民税が安くなる?正しい控除の仕組みや金額の確認方法、メリットについて解説します
LIMO編集部