7. 【年代別で見る】みんなの食費は月額どれくらい?
家計のなかでも、日常的に意識しやすく、工夫次第で節約がしやすい支出の代表例が「食費」です。
ここでは、総務省統計局「家計調査 家計収支編(2024年)」のデータをもとに、二人以上世帯における1カ月あたりの食費の平均額を見ていきます。
全体平均 7万5258円
- ~29歳 5万2413円
- 30~39歳 6万9433円
- 40~49歳 7万9900円
- 50~59歳 8万1051円
- 60~64歳 7万9831円
- 65~69歳 7万7405円
- 70~74歳 7万4322円
- 75~79歳 6万8274円
- 80~84歳 6万6257円
- 85歳~ 6万3347円
二人以上世帯の1カ月あたりの食費は、50歳代で約8万円と最も高く、その後は年齢とともに減少し、85歳以上では6万3347円となっています。
食費は家族構成やライフステージによって変動しやすい支出項目であり、特に所得が低い世帯では、家計に占める食費の割合(エンゲル係数)が高くなる傾向があります。
物価上昇が続く現在、食料品の価格動向を意識しつつ、食生活と家計全体を上手にコントロールしていくことが大切です。
8. 将来に向けて資金計画を立てておきましょう
ここまで、70歳代シニア世代の貯蓄額や年金月額、生活費について詳しく見ていきました。
現在のご自身の収支と比較し、「老後資金が不足しそうだな」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今後も物価の上昇が続く可能性があるため、現役世代の方が老後を迎える頃には、今よりも多くの生活費が必要となっていることが考えられます。
将来に向けて資金計画を立てたうえで、家計やライフスタイルに合った方法で準備を進めていくことが大切です。
