2. 「保護率が高い」都道府県とは?

生活保護の「保護率」は都道府県によって異なります。

保護率が高い(生活保護を受ける人の割合が多い)上位10の都道府県は以下の通りです。

なお、保護率とは、実際に生活保護を受けている人数を日本の総人口で除した割合です。

  • 1位 沖縄県:2.27%
  • 2位 青森県:2.18%
  • 3位 北海道:2.14%
  • 4位 福岡県:2.08%
  • 5位 東京都:1.93%
  • 6位 大阪府:1.91%
  • 7位 高知県:1.80%
  • 8位 徳島県:1.73%
  • 9位 鹿児島県:1.41%
  • 9位 長崎県:1.41%

生活保護の受給率が高い地域には、共通点として世帯年収の低さが見られます。

総務省が公表した「2019年全国家計構造調査(所得に関する結果および家計資産・負債に関する結果)」によれば、世帯年収の低い都道府県は以下のとおりです。

  • 1位 沖縄県
  • 2位 鹿児島県
  • 3位 高知県
  • 4位 北海道
  • 5位 宮崎県

1位の沖縄県は保護率の高い都道府県でも1位、2位の鹿児島県は保護率の高い都道府県で9位、3位の高知県は保護率の高い都道府県で7位と、一定の関係があることがわかります。