2. もみ合いながらも中長期的には上昇トレンドを維持

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。6月中旬にローソク足の実体が200日移動平均線を抜けたことで、25日線、75日線とともに主要な移動平均線を上抜けました。その後はこれらの移動平均線に下値をサポートされるように上昇し、8月19日には一時、4万3876円まで上昇しました。その後は短期的な過熱感もあり、調整局面となりましたが、25日移動平均線付近で反発しています。

今後の展開はどうなるでしょうか。足元では小幅なもみあいが続いていますが、中長期的にはチャートの形は上昇トレンドになっています。25日線付近まで押しが入ると再度上昇というパターンが続いています。9月5日には4万3000円台を回復しました。今後の目標としては、まずは8月19日の高値(4万3876円)を突破できるかどうか。超えると、視界は広がっており、再度の最高値更新もあります。

足元では小幅なもみあいが続いていますが、中長期的にはチャートの形は上昇トレンドになっています。

日経平均株価

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参考資料

下原 一晃