2. 【chocoZAPメディカルを体験】サービス開始から1年半。受検者の傾向は?

それでは、chocoZAPメディカルはどのような人が利用しているのでしょうか。提携先医療機関の木村祐子院長は「chocoZAPユーザーは20~30代のボリュームがもっとも大きいが、chocoZAPメディカルは40~50代、特に女性の利用が多い」と傾向を示します。

提携先医療機関の木村祐子院長

筆者撮影

chocoZAPメディカルのユーザー属性

出所:RIZAPグループ株式会社

理由として挙げられるのが、同年代女性の被扶養者率の高さです。被扶養者は健康保険組合によっては、健康診断に一部費用負担が発生するケースがあります。そのため、受検率は10%程度と低く、追加料金なしで受検できるchocoZAPメディカルが補完的な位置づけとして利用されているようです。

なかなか衝撃的だったのが、所見率の高さです。検査前に「所見なしと思っていた」と回答したユーザーの「約5人に1人」が「何らかの所見あり」という診断結果が出ており、多くの人が自分の健康状態を正確に把握できていない状況が浮き彫りになりました。

検査の所見に関するアンケート結果

出所:RIZAPグループ株式会社

木村院長は「chocoZAPメディカルを追加料金なしで受検できるのは1年に1回だが、2年目に入り、リピーターの方も続々と来院している。なかにはご家族を連れていらっしゃる方もいて、予防医療に対する意識の広がりを実感している」とコメントしました。