8月18日の日経平均株価の終値は4万3714円31銭と、同12日につけた最高値を更新しました。
ここ数年の円安・株高により、資産が増えた人は少なくないでしょう。
投資はリスクを伴うため上がる時もあれば下がる時もあります。しかし、安定的な運用で長期的に資産を増やせる期待も。
そこで本記事では、NISA口座で税制優遇を受けながら、積立投資「毎月3万円」を年3~4%で安定運用できた場合、10年後・20年後・30年後に資産がどのように増えるのか期待値をシミュレーションしていきます。
1. 【NISA】積立投資で「毎月3万円」を「10年・20年・30年」でシミュレーション
本章では、NISAを利用して毎月3万円を積み立てた場合に、10年・20年・30年後で資産がどの程度増える可能性があるのかをシミュレーションします。
もちろん、実際の運用利回りは事前に確定できず、相場の変動によって元本割れのリスクもある点には注意が必要です。
ここでは仮に、年3%および4%で運用できた場合を想定し、その運用結果を確認していきます。
1.1 NISA積立投資「毎月3万円」3%で運用できた場合
シミュレーション結果は、以下の通りです。
シミュレーション結果:元本・運用収益:総額
- 開始:0円
- 2年目:72万円・2万1085円:74万1085円
- 4年目:144万円・8万7936円:152万7936円
- 6年目:216万円・20万3382円:236万3382円
- 8年目:288万円・37万422円:325万422円
- 10年目:360万円・59万2243円:419万2243円
- 12年目:432万円・87万2228円:519万2228円
- 14年目:504万円・121万3969円:625万3969円
- 16年目:576万円・162万1280円:738万1280円
- 18年目:648万円・209万8210円:857万8210円
- 20年目:720万円・264万9060円:984万9060円
- 22年目:792万円・327万8393円:1119万8393円
- 24年目:864万円・399万1058円:1263万1058円
- 26年目:936万円・479万2199円:1415万2199円
- 28年目:1008万円・568万7281円:1576万7281円
- 30年目:1080万円・668万2107円:1748万2107円
毎月3万円を積み立てていくと10年後には元本が360万円になります。10年間年3%で運用できたと仮定すると、約60万円の運用益が得られて360万円→約420万円に膨らみます。
さらに積立投資を継続していくと30年後には元本1080万円→約1750万円に。
あくまでもシミュレーションですが、お金をただ置いておくだけでなく運用することにより「増える」期待があることがわかります。
1.2 NISA積立投資「毎月3万円」4%で運用できた場合
シミュレーション結果は、以下の通りです。
シミュレーション結果:元本・運用収益:総額
- 開始:0円
- 2年目:72万円・2万8287円:74万8287円
- 4年目:144万円・11万8788円:155万8788円
- 6年目:216万円・27万6677円:243万6677円
- 8年目:288万円・50万7556円:338万7556円
- 10年目:360万円・81万7494円:441万7494円
- 12年目:432万円・121万3064円:553万3064円
- 14年目:504万円・170万1386円:674万1386円
- 16年目:576万円・229万0172円:805万172円
- 18年目:648万円・298万7773円:946万7773円
- 20年目:720万円・380万3239円:1100万3239円
- 22年目:792万円・474万6367円:1266万6367円
- 24年目:864万円・582万7773円:1446万7773円
- 26年目:936万円・705万8953円:1641万8953円
- 28年目:1008万円・845万2360円:1853万2360円
- 30年目:1080万円・1002万1482円:2082万1482円
毎月3万円を積み立てていくと10年後には元本が360万円になります。10年間年4%で運用できたと仮定すると、約82万円の運用益が得られて360万円→約442万円に膨らみます。
さらに積立投資を継続していくと30年後には元本1080万円→約2082万円に。
投資ですのであらかじめ何%で運用できるかは確約されませんが、平均して年3%や4%程度で運用を継続できた場合、しっかりと資産を増やせる期待があることをイメージできたのではないでしょうか。
2. 年金積立金は年4%前後の安定運用、実績や基本ポートフォリオは?
なお、年3%や4%は比較的安定的な運用を想定したものです。
実は、公的年金の積立金の一部は運用されており、運用開始の2001年度以降の収益率は年率4.33%となっています。
2025年度第1四半期(4月~6月)の期間収益率は年4.09%。下の推移グラフを見ると、短期的に下がる局面はあるものの長期的には着実に収益が積みあがっている様子がわかります。
基本ポートフォリオは下の円グラフのとおり「国内債券・国内株式・海外債券・海外株式」を25%ずつ。
外国債券は±5%、それ以外の資産は±6%の乖離を許容し、これを超えると資産配分が大きく崩れないように調整します。
公的年金の運用は減らすことが許されない性質上、慎重に行われていますが、それでも変動を伴いながらおおむね+4%前後の成果を上げています。
そこで本記事では、この実績を踏まえ、4%と、ややリスクを抑えた3%のケースでシミュレーションを行いました。
これから資産運用を始める方にとっては、公的年金の運用実績を参考にするのも一つの方法といえるでしょう。
3. まとめ
積立投資における資産運用の期待値をシミュレーションしました。
安定的な運用が期待できるものを選んだとしても、短期的に元本割れすることもあるでしょう。
しかし、長い目でみれば、雪だるまのように利益が少しずつ積み上がっていくことで、資産を増やせる可能性があります。
なお、積立投資を行う場合はNISAを活用しましょう。
NISAは投資で得た利益に税金がかからないことが大きな魅力となる制度です。将来に向けた資産づくりを考える上で、取り入れやすく心強い選択肢といえるでしょう。



