今年も早いもので残りあとわずか、来月には年金支給日も控えています。
老後の生活を支える公的な年金や給付金について、「もしかして、本来もらえるはずのお金を申請し忘れていないかな?」と、ふと不安になることはありませんか。実は、老齢年金そのものはもちろん、「加給年金」や「年金生活者支援給付金」など、年金に上乗せされる支援金や、働くシニア向けの「再就職手当」など、受給資格があっても申請しなければ振り込まれない「公的なお金」が多数存在します。
今回は、厚生労働省などの調査結果をもとに、シニア世代が知っておくべき「申請必須の給付金・手当」について詳しく解説します。
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1. 申請しないともらえない「公的なお金」は多くある
公的年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)は、私たちの暮らしを支える大切なセーフティーネットです。
ただし、支給要件を満たしたら自動的に振り込まれるわけはありません。年金を受け取るためには「年金請求書」を提出して請求手続きをおこなう必要があります。
国や自治体による「手当」「給付金」「補助金」などの多くもまた、受け取るためには申請手続きが必要です。
申請期限や添付書類などのルールを守れなかった場合、本来受け取れるはずのお金が減額されたり、受け取れなくなってしまったりする可能性もあります。
公的な支援制度を必要に応じて確実に活用するためには、自分がどのような支援内容の対象となるかを理解し、手続きをしっかりおこなうことが大切です。
