4. 家計を見直す「次の一手」を考えよう
今回は、年齢別の年金一覧表で、今のシニア世代が受け取る「国民年金・厚生年金」の平均月額について解説しました。
厚生年金が平均14万円~16万円台なのに対し、国民年金はどの年齢層でも5万円台という大きな差が現実です。さらに、高齢者世帯の半数近くが、公的年金のみで生活を賄っているというデータもあり、値上げが続く今、家計がパンクしてもおかしくない状況にある家庭もいるかもしれません。
年金支給日を「もらった日」で終わらせず、「家計を見つめ直す日」に変えてみるのも良いかもしれません。公的年金だけで足りない分は、働き方や資産運用、節約などで補っていく計画を立てる必要がありますよね。漠然とした不安を具体的な計画に変えて、物価高にも負けない、安心できる暮らし方を今日から見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年10月
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」II 各種世帯の所得等の状況
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」用語の説明
筒井 亮鳳